同性婚・同性パートナーシップについて語り合おう!

10 月 25 日、池内さおり事務所で「同性婚・同性パートナーシップを語り合おう」とトークイベントが行われました。
「結婚の自由をすべての人に」訴訟原告の小野春さん・西川麻実さんをはじめ、池内さおり前衆議員議員、立憲民主党・うすい愛子北区議、私せいの恵子もスピーカーとして参加しました。

小野さんと西川さんは、家族となってからの子育てや生活の中で感じた困難について、居住する世田谷区で2015 年に同性パートナーシップ要綱ができた経過、国に対し同性カップルの結婚の権利を認めるよう求めている裁判の経過と意義を語ってくれました。

お二人がお互いのお子さんの成長とともに家族となっていく様子は、まさに普通の家族。
異なっているのは同性婚を選択したことで、入院時など病院で家族として対応してもらえないことや、学校などでの説明や対応などの様々な困難があること。
普通の家族として、社会的に認められない悲しさ悔しさを乗り越え、それをバネに国を相手に立法不作為を問う訴訟の原告となったお二人の生き方には感動しました。

北区では2018年、「パートナーシップの公的認証制度」創設に向けた協議の開始を求める陳情が採択されました。
当事者団体の方々と北区が協働事業を実施しながら、区民理解を進める取り組みも行われています。
今年度からは、性的少数者(セクシャルマイノリティ・LGBTQなど)の電話相談窓口である「にじいろ電話相談」が開設されました。

LGBTQの人権課題は、多様性を重視し、一人ひとりが自分らしく生きられる社会をつくる牽引力です。
北区でも区民の理解を進め、一日も早い制度のスタートのために、今後も議会で積極的に取り組んでいきます。

同性パートナーシップ制度… 2015年に、渋谷区や世田谷区で「同性パートナーシップ」制度が始まりました。現在までに全国では60の自治体に拡がり、1031組が活用し、社会的にも認知が高まってきています。

同性婚訴訟… 同性婚の法制化を求めて、全国5つの地裁で当事者が国を一斉提訴。「結婚の自由をすべての人に」をスローガンに、切実な声が広がっています。