2022.09.07
「第27回平和のための北区の戦争展」
今回、「第27回平和のための北区の戦争展」で、鉄の造形作家 武田美通(よしとう)さんの作品に初めてふれました。
ジャーナリストから60歳を前に、溶接を学び鉄の造形作家に。日本が戦争する国への兆しがみえてきた時、それまでの作品づくりでよいのかと自問。
以来、15年に及び「戦死者たちからのメッセージ」という作品に取り組まれ、30作品を残されたとのこと。
今回展示された6点の作品からは、写真や絵などとは異なる、戦争の悲惨さや痛ましさなどが鉄という素材と細かなディテールからひしひしと感じられるものの、デザインの美しさもあり引き込まれました。
戦闘でなくなったのではなく、戦陣訓などにより自ら命を絶ったざるを得なかった、兵士や女性、子どもたち。それらの人々の姿が作品になったとお聴きし、胸がつまります。