ちょっと不思議な話

ある団体の方から「中国と私」という内容で原稿依頼を受けました。 

私は中国に行ったこともないし、何を書こうかと思っていた時に思い出したのは、大叔父の小山一郎氏。
大叔父は日中友好と平和活動に尽力した方でした。原稿に書こうと思いついたものの、お会いしても挨拶ぐらいしかした覚えがない!そこで父に話を聞くと、大叔父の著書が実家にあるとのこと。
大叔父の日中友好にかけた思いを知りたくて早速、著書「一兵士の加害と反省の記・戦争証言 鬼から人間へ」を読みました。

衝撃でした。
20歳の普通の会社員が徴兵され、中国の最前線の戦地に送られ兵隊となり人を殺し、捕虜となりシベリア抑留。
戦犯として中国の戦犯管理所で戦争を振り返り自分の罪を認め、人間として回復していく過程には、様々な思いを抱きながらも、日本人戦犯を見守り人道主義の立場で接した中国人の姿が記されていました。

ひとつひとつの描写やその時の思いが、実体験として鮮明に記されており、戦争を知らない世代として、二度と戦争を起こさないための使命を与えられたと感じました。

不思議な事はここから…実は原稿を書き上げた後、原稿の依頼者さんからメールが届きました。
「昨夜、小山一郎さんの夢をみました。穏やかでお元気そうでした」

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依頼者さんも何の前触れもなく夢を見たと。
大叔父に本当に使命を与えられのかもしれないと感じた出来事でした。